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雑種とミックス犬って、同じ?違うの?

 雑種は遺伝的な背景が不明であり複数以上の系統が合わさり特定の固定品種に該当しない犬をさします。一方、ミックス犬と言う名称で、ペットショップ内で販売されている犬は、異なる純血品種を意図的に交配させて生まれた犬で、「ミックス犬」「ハイブリッド犬」「ハーフ犬」と呼ばれます。

雑種犬も親の良いところを引き継ぎ、丈夫であるという特徴がありますが、ミックス犬にも同様に以下の特徴があります。

  1. ミックス犬は両親の良い遺伝子を受け継ぎやすいため、頑丈で長生きする傾向があります。
  2. 同じ兄弟姉妹でもそれぞれ個性的な容姿や性質を持つことから、飼い主はそれぞれの特徴を楽しめます。
  3. ブリーダーは純血の中でよりよい犬種にしていく努力をしているため、特定犬種のミックス犬の入手が難しく価格も高い場合があります。

現在のミックス犬は、愛玩用ミックス犬であり、飼う際は、親種の特性や健康に注意しながら、個々の犬の個性を楽しむことができます。レア感や所有欲を満足することがミックス犬増加につながっているように思われます。

 一方、ジャパンケネルクラブの「正しいブリーディングと守るべき心得」には
犬の繁殖は、犬種の犬質向上及びその犬種が有する体質改良を目的として行われるべきものであり、そのために、最低限、次の事項を厳守する必要があります。
1.犬種のスタンダードについて、良く理解し把握しておくこと。
2.血統内容及び犬種のタイプ、性格を理解すること。
3.交配の良否、犬種の有する遺伝性疾患について究明し、発症を防ぐために無計画な交配はしないこと。
4.牝犬の生殖生理を十分に知っておくこと。
5.出産後、子犬の管理を十分に行い、譲渡前に駆虫、骨学的遺伝疾患の有無のチェックをすること。
6.奇形や欠点を有した子犬は、他の者に対し絶対に提供しないこと。
7.生まれた子犬の血統登録をすみやかに行なうこと。
繁殖は犬種の向上と改良を目的として行われるべきであり、営利目的ではないことに留意してください。
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 世界各地には、純血を守りながらあらたな犬種を生み出そうというブリーダーさんもいます。かわいくて珍しいからと言う理由で、いたずらにミックス犬を生み出すことは、地道にブリーディングをやっている行為とは相反することのように感じます。ミックスの次の交配を行えば、さらなる愛玩雑種犬が増えそうです。そうなることが良いのか、ミックス犬1代で終わらせるのがよいのか、 みなさん一度考えてみてください。

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