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人とペットと重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(以下、SFTSという。)について、ご存知ですか?
SFTSとは、重症熱性血小板減少症候群ウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染する病気(ダニ媒介感染症)で、東アジアや東南アジアでの流行が示唆されています。
日本においては2013年に初めて患者が確認され、2021年以降は毎年100名を超える患者が報告されています。
また、栃木県においても令和7(2025)年8月8日に初めての患者が確認されました。
SFTSは人だけではなく、動物にも感染・発症する病気です。

マダニに咬まれることで感染する病気ではありますが、SFTSを発症した動物や人の血液などの体液と接触することにより感染する可能性もあると考えられています。

そんなSFTSから自分やペットの身を守るにはどうしたらよいでしょうか。

1 マダニに咬まれないようにする
 ①マダニがいる場所には近づかない、近づく場合は対策を!

マダニは藪や草むらなどに潜んでいます。
そういった場所には極力近寄らないようにするか、マダニに咬まれないように対策しましょう
・肌の露出を少なくする
・明るい色の服を着用する
・虫除け剤を使用する

  人はこういった対策をすることができますが、ペットはどうでしょうか

 ②ペットにもダニ対策を!

ペットの感染予防をすることは、飼い主の感染予防にもつながります
・ダニ駆助剤の使用について獣医師に相談
・ペットが外から帰宅したらダニがついていないか確認
・ダニが皮膚に食い込んでいる場合は動物病院へ
特にペットが猫の場合は、完全室内飼育をすることでマダニとの接触を高確率で防ぐことができます

2 動物から感染しないようにする
・動物由来感染症に対する予防の観点からも、動物に触ったら必ず手を洗いましょう
・過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝たりすることなど)は控えてください
・ペットの健康状態の変化に注意し、動物が体調不良の際には早めに動物病院で診てもらってください

SFTSについて詳しくはこちら(厚生労働省HP)
栃木県におけるSFTS患者の発生届出(令和7(2025)年8月8日分)について詳しくはこちら(栃木県HP)

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