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よくあるご質問

犬や猫などの動物を飼うことは、私たちの暮らしに様々な豊かさを与えてくれます。
一方で、社会には動物が苦手な方やアレルギーなどにより動物と接触することで健康を害してしまう方もいます。
また、ルールやマナーを守らない飼い方は、周囲の人に様々なかたちで危害を及ぼす、迷惑をかけるだけではなく、飼い主自身や飼っている動物が周囲から疎まれ、さらにはトラブルの原因にもなります。
『動物を飼う』という行為には様々な責任が伴うことを自覚し、人と動物が共生する社会を実現するための適正な飼い方をしなければなりません。

1 法律による義務・規制

(1)動物を飼うことで発生する義務

動物を飼うことで、飼い主として負わなければいけない義務が発生します。ただ『飼いたい』『かわいがる』というだけではなく、飼い主としての義務を認識し、飼う前に自分がきちんと飼い主としての義務を果たせるか十分に考えましょう。

  • 動物の種類、習性等に応じて適正に飼育し動物の健康・安全を保つよう努める義務
  • 動物が人に対し危害を加えたり、人の財産に損害を与えないように努める義務
  • 生活環境を損なうことなく、人に迷惑をかけないように努める義務
  • 動物に由来する感染症について正しい知識を持ち、予防に努める義務
  • 動物の逸走を防止する措置を講じるよう努める義務
  • 動物が命を終えるまで適切に飼養するよう努める義務
  • 動物のみだりな繁殖を防ぐため、繁殖制限などの措置を講じるよう努める義務
  • 自身の所有する動物であることを明らかにするよう努める義務

(2)犬を飼うことで発生する義務

市区町村への登録
犬の飼い主は、住んでいる市区町村に飼い犬の登録をしなければなりません。
登録は一生に1度ですが、引っ越しをした場合は、引っ越し先の市区町村で改めて手続をする必要があります。

狂犬病予防注射
犬の飼い主は、1年に1回、飼い犬に狂犬病予防注射の接種を受けさせなければなりません。

鑑札と注射済票の装着
犬の飼い主は、登録をした際に交付される『鑑札』と狂犬病予防注射を接種された際に交付される『注射済票』を飼い犬に装着しなければなりません。

マイクロチップ情報の登録義務・マイクロチップの装着努力義務
マイクロチップが装着されている犬を購入したり、譲り受けたりした場合などは、飼い主の情報を登録しなければなりません。
また、マイクロチップが装着されていない犬を飼っている、これから飼う場合には、マイクロチップを装着し情報を登録するよう努めなければなりません。

けい留義務
犬は鎖でつなぐ、柵の中で飼うなど係留して飼わなければなりません。また、散歩の際にもリードなどを装着して、常に制御できるようにしなければなりません。

排泄物の処理
犬の飼い主は、道路や公園などの公共の場所では、排泄物の処理用具を携帯し、処理しなければなりません。

(3)猫を飼うことで発生する義務

マイクロチップ情報の登録義務・マイクロチップの装着努力義務
マイクロチップが装着されている猫を購入したり、譲り受けたりした場合などは、飼い主の情報を登録しなければなりません。
また、マイクロチップが装着されていない猫を飼っている、これから飼う場合には、マイクロチップを装着し情報を登録するよう努めなければなりません。

2 ルール・マナー

飼い犬・猫が社会で受け入れられるには、『法律に書いていない=やならくていい』という考え方は通用しません。
自身の飼い犬・猫が周囲に人的危害や精神的苦痛、物的損害を与えることのないようルールとマナーを守って飼いましょう。

(1)犬を飼うなら2K4S

犬による危害や迷惑問題を防止するために、栃木県では『2K4S』による飼い方を推奨しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

(2)猫を飼うなら4S

猫による周囲の方々への迷惑や危害防止のため、栃木県では『4S』による飼い方を推奨しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
また、猫によるトラブルの多くは、室内飼養をすることで防ぐことができます。屋外飼養には、以下のとおり様々なリスクがあります。あなたの猫を守るためにも室内飼養をしましょう。

交通事故
栃木県では年間6,000頭以上(1日あたり16頭以上)の猫が道路上で命を落としているというデータがあります。

感染症
野良猫は様々な病原体を保有しています。野良猫との接触による感染の結果、最悪の場合、命を落とすこともあります。

けが
カラスなどの野生動物による攻撃やほかの猫との縄張り争いなど、屋外には様々なけがのリスクが存在します。

迷子
『いつも帰ってくるから大丈夫』と思っていませんか?
他の猫などに追われたり雷や花火などの大きな音に驚いてパニックになったりすると、思わぬ行動につながり帰れなくなることがあります。

ご近所トラブル
当センターには、毎日のように猫による『糞尿被害』『車を傷つけられるなどの物損被害』などの連絡があります。あなたの猫が『ご近所の嫌われ者』のかわいそうな猫になっていませんか?

3 特定動物

ニホンザルやツキノワグマなどの動物は飼うことに許可が必要な『特定動物』に指定されており、令和2(2020)年6月1日以降、愛玩目的での新たな飼養は認められていません(ペットとして飼うこと自体ができません)。
特定動物の飼養許可を有している個人・法人から譲受ける場合でも、受入側の許可が必要で、同様に愛玩目的での飼養は認められません。

特定動物の例(全特定動物リストはこちら

  • ニホンザル
  • ツキノワグマ
  • サーバルキャット
  • ワニガメ
  • マムシ
  • ヤマカガシ
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