当センターから譲渡を受けた飼い主さんを対象に、9月15日・21日の2日間『パピートレーニングレベル2』を開催しました。

JAHA 認定 家庭犬しつけインストラクター井野めぐみ先生にご指導いただきました。両日とも、天候にも恵まれ少し汗ばむ陽気でしたが、屋外でのトレーニングも交えて、3組7名の飼い主さんとワンちゃんが頑張って取り組みました。 レベル2の見学(犬同伴は不可)は、一般の飼い主さんも可能ですので、ご希望の方は、スケジュール をご確認の上、お問合せください。

集合してしばらくは、ワンちゃんも落ち着かず、キョロキョロ、うろうろでしたが、だんだん場所に慣れてきて落ち着きました。
ワンちゃんの性格を読み取りながら、適切な触り方、接し方をすると落ち着いた犬になることを最初に教わりました。落ち着きがないワンちゃんは、興奮気味の時には触らない、声を掛けない、落ち着くまで待つことが重要です。

今回のトレーニング内容の一部を簡単に紹介します。
<リードも持ち方とワンちゃんとの距離>
リードの持ち方、ワンちゃんとの距離感を一定にキープすることは基本中の基本です。

ワンちゃんとの距離は、リードを持っていない方の手で、ワンちゃんを触れる近さです。
リードを持つ握り手は、おへそに固定しておきます。ワンちゃんの動きに対応するためには、おへその位置から上下の移動を意識します。

<飛びつき対策>
人が好きなワンちゃんは人に飛びついていきます。ワンちゃんが飛びついてきたら、騒がず、無表情、回れ右でワンちゃんから離れてください。これを繰り返すことで、『飛びつくとつまらない』と覚えます。
近づいても、飛びつかずに地面に足を付けていたら、お利口と褒めてごほうびを与えましょう。
参考の絵は、飼い主さんも喜んで受け入れているのでNGですね。

<お座りをさせてみよう>
号令や命令の仕草は一貫性が重要です。 お座りの姿勢に誘導するには、リードを持った飼い主さんがワンちゃんの側に立って名前を呼ぶ、ご褒美を持った握りこぶしを胸まであげるなどして、ワンちゃんが飼い主さんの顔を見上げる姿勢になるようにしてみましょう。今回の3組は、なんとかお座りの格好ができました。

<触ってみよう>
ワンちゃんの触られると喜ぶ場所を知っていますか。まず、ゆっくり喜ぶ場所を触ります。そして、そこを触りながら、苦手な場所も触れるようにしましょう。全身どこでも触れることは、ワンちゃんの健康管理に役立ちます。

<おもちゃ遊び>
遊びはスタートの合図と、終わりの宣言が重要です。おもちゃを動かす、遊ぶ、動きを止めて離してもらう、そしてすぐに再開。おもちゃを離しても、遊びが繰り返されることをおぼえさせます。遊んでいるときは、声掛けとおもちゃを地面に這わせて動かし続けましょう。

<散歩の練習>
まず、室内で椅子の周りをゆっくりとしたペースで廻る練習をしました。

次に、芝生に出て、飼い主さんを引っ張らないで歩く練習です。ワンちゃんが引っ張ったら止まり、リードが緩んだら歩き出す。根気よく繰り返すことで、ワンちゃんが覚えます。
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