
人間がバーチャルペットを楽しむには、幼児用おもちゃレベルの犬や猫型ロボット人形が手軽だろう。また、ソニーが作った犬型ロボット「アイボ」はかなりのすぐれものだ。人との会話能力を実装した想定会話ロボットもできている。今後も、このようなハードとソフトを組み込んだロボットはさらに進化していくだろう。 コンピュータゲームの中で動物や魚を育てるゲームもある。うまく面倒をみないと死んでしまうが、上手に育て成長させるという楽しみを味わえる。

一方で、アバターを自分の分身のように楽しめる仮想空間がある。この空間で、ペットや野良犬、野良猫の体験ができたらどのような気分だろう。楽しいのか、幸せなのか、辛いのか、惨めなのか。捨て犬になったら、捨て猫や野良猫になったら、飼われていたときの記憶、捨てられた時の記憶、今の生活、動物はなにを感じているのか、生きることだけを精一杯やっているのか体験できるかもしれない。そういう体験ができる仮想空間設定を誰か作ってほしいものだ。私は野良猫になってみたい。
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