<猫を飼っている方にお願いしたいこと>
・現在の飼い猫を大切にする
・室内で飼う
・不妊去勢手術を確実に行う
・終生飼養する
・不妊去勢しなかったため子猫が生まれた場合には、新しい飼い主を探して、室内飼い、不妊去勢手術をしてもらう。親猫の不妊去勢手術を行う。

<猫を飼っていない人にお願いしたいこと>
・安易な気持ちで野良猫に餌はやらない(無責任な餌やりと言われます)
かわいそうだと一時の気持ちで餌やりをつづければ、野良猫の子孫が生まれて野良猫は減りません。
外で暮らす野良猫は、常に多様なストレスにさらされながら一生懸命暮らしています。餌をもらえるだけましかもしれませんが、それ以外のストレスは無くならないため、長期間のストレスを受けながら生き続けていかなくてはなりません。また、餌を与えている野良猫がご近所の敷地で排泄するなど、だれかに迷惑をかけているかもしれません。
野良猫に餌を与える行為は法律で禁止されているものではありませんし、餌を与えたい気持ちも否定できません。ただし、無責任な餌やりは、不幸な野良猫を増やしてしまうことにつながりますので、冷静に考えて、無責任な餌やりを止めることをお勧めします。
私たちの先祖が産みだした野良猫ではありますが、これ以上、不幸な猫が増えないように、無責任な餌やりを我慢することも猫への愛情の一つの形であると考えます。
「猫を飼ったら(飼い猫)は、室内飼いで飼い主が責任を持って最後まで飼う。野良猫は飼い猫にできないのであれば見守る。」このシンプルな対応が時間は掛かりますが、不幸な野良猫を減らすことにつながります。長い道のりですが、それが最初の一歩になると考えます。
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