問合せ先
各種申込
アクセス
お知らせ
コラム
よくあるご質問
動物の飼い方

チョコレート中毒に気をつけましょう

今月はバレンタインデーがありますね。
甘くておいしいチョコレートですが、犬や猫にとっては害のある食べ物ということをご存じの方も多いと思います。
では、なぜチョコレートは人には害がなく犬や猫には危険なのでしょうか?
また、万が一、愛犬や愛猫がチョコレートを食べてしまったら、どのような対応をするのがいいでしょうか?
今回は、そんなチョコレート中毒に関するコラムです。

1 なぜチョコレートで中毒症状がおきるのか

チョコレートには『テオブロミン』という物質が含まれています。
この『テオブロミン』はカカオに含まれているため、チョコレート以外にもココアなどのカカオ加工品にも含まれます。

『テオブロミン』はチョコレートなど、食品中に含まれる程度の量では、人間に害を及ぼしません。
また、摂取すると体内で素早く分解されます。

ところが、犬や猫では『テオブロミン』の体内での分解速度が遅いため、なかなか分解されず、その間に中毒症状が起きます。

2 チョコレート中毒の症状

症状は、嘔吐や下痢などの消化器症状のほか、興奮、多飲多尿、運動失調などが現れます。
重症度は、食べたチョコレートの種類(カカオの含有量など)や食べた量、犬・猫の大きさなどにより異なります。

3 チョコレート中毒の対策ともしもの時は

チョコレートに限らず、犬・猫が食べてはいけない物(有害な物)は、犬・猫が絶対に届かない場所(絶対に届かない高さ、開けられない扉・鍵のかかる場所など)に保管しましょう。
食べ物に対する執着が強い場合は、飼い主さんの想像以上の高さに届いてしまうこともあります。

万が一、食べてしまった場合は、速やかに動物病院を受診しましょう。症状が無くても油断してはいけません。
その際、
■どんな種類のチョコレートを
■いつ(どれくらい前)
■どれくらいの量(できるだけ具体的に)
食べたのか、先生に伝えましょう。
パッケージなどが残っていれば、それを持って行くことも情報になります。

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

  1. 犬は暑さに弱い 早めの暑さ対策を!熱中症から犬を守ろう

  2. 愛犬と愛猫へのフード量はどう計算するの?

  3. 改めて知ってほしい狂犬病のこと

PAGE TOP