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飼い主のもしもの時に備える

 高齢の飼い主の孤独死に伴うペットの衰弱死、認知症によるペットのネグレクトなどペットのレスキュー事例が後を絶たない。
 近年、人の最多死亡年齢は、男性では88歳、女性では93歳となっていて、犬猫の寿命は15歳、人は死ぬ間際までペットの世話ができるかと言ったら、無理と言えよう。天命を生きたとしても、どこかでペット飼育の限界がくると考えた方が良い。
 また、突然誰にも看取られずに亡くなる孤独死も多くなってきた。警察庁によると、昨年に警察が取り扱った死亡者20万4184人のうち、自宅で亡くなった一人暮らしの人は7万6020人で、4割近くに及んだ。年代別では、65歳以上の高齢者が5万8044人で、8割近くを占め、10代でも62人、20代でも780人いた。
 死亡してから数日以内に発見される人が多く、4割近くが当日か翌日に、7割超は1週間以内に見つかっていた。一方で、死後8日以上経過して発見された2万1856人のうち、1カ月以上は6945人、1年以上は253人、男性が8割を占めていた。長く発見されなかったケースでは、飼っていたペットも亡くなっている悲しい事例もある。孤独死だけではなく、突発的な事故、急な入院などでも、ペットが放置されてしまう場合がある。 もしもの時に、飼い主の意識があれば、誰かに依頼してペットの世話をしてもらうことができるが、意識がなかったら、周囲の人がペットを助けたくても、飼い主の許可なしに手助けすることはできない。

 また、2022年度のデータでは65歳以上の高齢者のうち、軽度を含めると3分の1弱が認知障害を起こしている。*
 飼い主が認知症を患って、ペットの世話が十分できず、ごはんや水を十分もらえない、衛生状態が悪いなどネグレクトな状態になるかわいそうな事例もある。
*令和5年度 老人保健事業推進費等補助金 「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」 (研究代表者 九州大学 二宮利治)」

 高齢だからと言って、ペットを飼ってはいけないと言うわけではない。これらのことをイメージして、元気なうちに、もしもの事態に備えておくことが重要である。まずは、相談できるところを探して、早めに行動を起こすことである。

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